増大する脅威

世界の食料システムを大規模に変革しない限り、増加する人口を養うのに必要な生産量を増やすことは不可能でしょう。持続可能かつ責任ある生産への移行を、早急に加速する必要があります。

責任ある養殖魚の生産は、とてつもない難関です。水産養殖の生産利益を犠牲にすることなく、効果ある管理計画を実施するためには、大規模で複雑かつダイナミックな相互作用を考慮に入れなければなりません。

水産養殖業において容認できないトレードオフ、つまり相容れない取引条件として、社会面では、労働者や地域社会が有する権利の悪用、大規模事業者を優遇する政策、不平等と差別、奴隷制、そして、児童労働などがあります。

水産養殖で容認できない環境的トレードオフには、生態系の劣化および破壊、気候変動への寄与、生物多様性の喪失などがあります。

責任ある水産養殖のためのASC基準の原則

環境的および社会的責任は、ASCのプログラムの土台となる中心的な柱ですが、責任ある養殖に関するASC基準は、重大な環境的および社会的影響に効果的に対処するため、以下の必須要件を備えた7つの基本原則を中心に構成されています。

ASCの7原則

  • 国および地域の法律および規制への準拠
  • 自然生息地、地域の生物多様性および生態系の保全
  • 野生個体群の多様性の維持
  • 水資源および水質の保全
  • 飼料およびその他の資源の責任ある利用
  • 適切な魚病管理、抗生物質や化学物質の管理と責任ある使用
  • 地域社会に対する責任と適切な労働環境

経済的、社会的、環境的に責任のある方法で行われる水産養殖は、長期的な食料の確保および栄養の摂取、そして、健全な生態系の維持に役立ち、あらゆる人々、特に最貧層の人々の生活水準を向上させます。

養殖の基本

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