水産物の養殖について、そして、責任ある水産養殖が世界の増加人口を養う側面で担っている重要な役割について、詳しく見ていきましょう。

水産養殖とは、水産物の養殖を行うことを指します。農業のようなものですが、これを魚類、甲殻類、貝類について行います。水産養殖業では、淡水や海水など、水中で動植物を繁殖させて、それを収穫し、人が消費できるように加工します。 水産養殖ではすでに、世界で私たちが食べる全魚加工品の半分以上をまかなっています。世界で最も急速に成長中の食料生産部門で、地球上の増大し続ける人口を養うのに重要な役割を果たしています。

私たちは、次のような多くの理由で水産養殖を必要としています。

  • 人が口にする食糧を生産する
  • 絶滅の恐れのある種の個体群の復元を手助けする
  • 動植物の生息地を回復する
  • 淡水および海水の天然資源を増やす
  • 動物園や水族館用に魚を飼育する

水産養殖にはどのような種類がありますか?

養殖で使用される主な方法には、自然環境のものと、陸上タンクという2つの方法があります。

自然環境における養殖

サケ、マス、シーバス、タイなどの魚は、海水中の海底に固定された浮き生け簀で養殖されます。生け簀は網でできています。マス、ホッキョクイワナ、またはスモルト(若いサケ)といった魚は、淡水の池や生け簀で育てられます。これも所定の位置に固定されています。

陸上タンクにおける養殖

この場合は、水を満たした特別な飼育タンクで水産物を育てます。タンクには、養殖する種類に応じて、淡水または海水のいずれかを満たします。 水を一度のみ使用する(オープンシステム)養殖場もあれば、水を循環する(閉鎖・循環システム)ところもあります。エビの養殖は、熱帯および亜熱帯地帯の汽水域、池またはオープングラウンドタンクで行われます。カキ、ムール貝、アサリなどの二枚貝は、ロープ上や袋の中で育てられます。

藻類養殖とは、藻類を繁殖させるものです。

水産養殖:メリットと課題

世界を養うには水産養殖が不可欠です。国連によれば、2050年までに地球上の人口は97億となり、この増加により、食料生産全般、特に魚類の生産に大きな負担がかかります。

すでに多くの天然水産資源に大きな負担がかかっています。破壊的な漁業や乱獲により、 33%の天然水産資源がすでに生物学的限界に達しています。つまり、天然魚種の個体量は、再び捕獲される前に、数を増やす時間がないのです。天然魚への負荷を減らしながら、ますます増加する水産物の需要に応えて、発展途上国の人々にヘルシーなタンパク質を提供するには、世界では水産養殖が必須となっています。

水産養殖は世界で最も急成長中の食料生産部門です。今日、世界で食べられている魚の半分以上が、すでに養殖により生産されています。ただ、この急速な需要の伸びで、問題も出てきました。管理が不十分な養殖場で、次のような深刻な問題が沢山引き起こされているからです。

  • 水質汚染
  • 地域環境のダメージ
  • 劣悪な労働条件

養殖産業が大きくなればなるほど、良きにつけ悪きにつけ、環境、労働者、および地域社会に与える影響は大きくなります。したがって、ASCではメンバー全員の使命として、地球と人々を尊重しながら、世界の増加人口を養うために関係業界が重要な役割を担えるよう、支援していきます。当組織では、気候変動に対する業界の影響を最小限に抑え、魚の福祉を保護することを目指しています。

それぞれが役割を果たしましょう。ロゴをお探しください!

当組織では基準を策定し、独立した認証制度を監督して、皆さんが購入して口にする水産物製品が、地域社会、労働者、あるいは環境に害を与えることなく、責任を持って生産されるようにしています。ASCのロゴをお探しください!

養殖の基本

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