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パイロット監査に向けて、ブリ・スギ類基準のASC監査マニュアルの草案が完成

27|11|2015

来年初めからのパイロット監査に向けて、ASCは、ブリ・スギ類基準の監査マニュアルの草案を作成しました。

パイロット監査によって、ブリ・スギ類の監査マニュアルを現場で試し、基準に照らしてパイロット監査を受ける養殖場の操業を評価することができます。

監査マニュアルは、パイロット監査のフィードバックを用いてさらに改善が行われた後、最終化され承認されます。パイロット監査は来年の1月と2月に実施され、2016年4月までに監査マニュアルが利用できるようになる予定です。

ASC基準の責任者であるバス・キアーツは、「この監査マニュアルがASCの最新の基準として目に見えるかたちとなり、パイロット監査に向けた準備が整ったことを発表でき大変嬉しく思っています。ブリ・スギ類検討会の代表の皆様とASCのチームに対し、このプロジェクトに懸命に取り組んできてくれたことについて感謝を申し上げます。実際の現場でこの監査マニュアルを使用して監査を行うのが楽しみです。」と話しています。

 

環境および社会的影響の低減
ASCブリ・スギ類基準は、2015年2月にASCに移管されました。この基準は、固有の自然環境や生物多様性の保全、水質の保全、飼料原料の責任ある調達、水産用医薬品や抗生物質の最小限の使用、従業員への配慮、地域との良好な関係の促進を含む、ブリ・スギ類の養殖場における、環境および社会的な主要なマイナス影響に対処することを目指しています。

スギは、アジア各地および、アメリカ、メキシコ、パナマの沿岸地域で生産されており、ブリは、主に日本と韓国で生産されています。

 

第三者認証
ASC自体が、養殖場を監査・認証することはありません。これらは、独立した第三者機関が行います。監査マニュアルの最終版では、認証機関や養殖場に対して、どのようにブリ・スギ類基準が適用されるべきかが示されます。

認証機関は、ASCとは異なる認定機関ASIによる、厳正な認定プロセスを受けなければなりません。また、ASIは、認定した認証機関の活動のモニタリングも行っています。

認証機関がブリ・スギ類基準を用いて養殖場を評価するには、事前に基準の適用に関するトレーニングを受け、それを十分に理解し評価する能力が備わっているかを測るテストを受けなければなりません。

ブリ・スギ類の監査マニュアル草案のパイロット監査実施要綱については、ASCのウェブサイトで確認することができます。

ToR_Pilot ASC AM_Seriola_20151117

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