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日本市場の力強いサポートが、ASC認証カキに新たな機会を与えました。

7月 13, 2017

07|12|2016

最近の、日本の大きな小売業の一つであるカスミでのASC認証カキの導入により、ASC認証シーフードは、魚が愛されている国において認知度が広がり、また急速に伸びています。日本国内の認証カキを供給するというカスミの活動は、市場卸売業者である茨城水産の強力なサポートにより実現しました。同社は、2016年9月にCoC認証取得及び、ロゴライセンスを取得しました。

茨城水産株式会社の堀江隆志営業課長は、”初期段階では、認証商品を供給することは簡単なことではありませんでしたが、現在、ASC認証のカキ加工品をお客様に提供することができて大変うれしく思っています。パートナーであるお客様からの認証シーフードに対するご要望に、引き続き答えていきたいと思います。そして、認証シーフードを私達に供給して頂ける生産者との関係をさらに強固なものにしていきたいと思います。”とコメントしています。

ASCシニア・コマーシャル・マネージャー、エステル・ルーテンは、”地元で生産されたASC認証カキを供給、そして販売を開始された茨城水産さんの独創力を称えたいと思います。今回の事例は、責任ある養殖シーフードを、どのようにサプライチェーンが協力を行いマーケットでの販売へと実現していくかについての、好事例と言えます。この結果、最終消費者へ、魚を食べる時に責任ある選択を行う機会を提供できます。”とコメントしています。

 

地元で生産された認証カキ

茨城水産は、2011年3月の東北地震で発生した津波から回復を遂げている、東北の宮城県石巻市で操業している養殖場から供給されるASC認証カキを扱っています。

宮城県漁業協同組合の志津川支所は、2016年3月に日本では初めてとなるASC認証を取得した養殖場となりました。津波が発生する以前は、多くの小さな家族経営養殖場が集まり、混雑した状態であり、またサステナブルとは言えない状態でした。地震発生後、養殖場の規模はそれまでの3分の1となり、カキの品質も向上しました。

 

堅固なトレーサビリティ・システムとスタンダード

ASCラベル製品は、責任ある管理がされた養殖場へサプライチェーンを通してトレースバックが可能です。企業は、ASC CoC認証を取得するために非常に厳しい審査を受ける必要があります。認証シーフードは、非認証シーフードとは分けて管理され、サプライチェーンを通して、養殖場から販売時点までトレースすることが可能となっています。このことにより、お客様は購入するASCシーフードが、認証を受けた責任ある供給元からのものであることを確認することができます。

二枚貝を対象としたASC規準は、アサリ類、ムール貝、カキ、そしてホタテガイの養殖において、世界で最も堅固な要求事項を含んだものです。この規準に対して認証を取得した養殖場は、環境に対して負荷がなく、また社会的にも悪影響を及ぼしていないことを証明する必要があります。ASC規準を順守するためには、認証養殖場は、きれいな海底環境を維持、海水、及び魚たちを健全な状態に保ち、養殖場に隣接する地域の生態系への影響を最小限にとどめる必要があります。また、有害な農薬を使用せず、国際労働機関 (ILO) の原則に基づいた社会的な責任を確保することが求められています。

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