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ASC、消費者理解の向上を目的とした新たなパッケージ上のラベルを発表

4月 23, 2026

Aquaculture Stewardship Council(ASC)は、消費者に対するASCの取り組みへの理解をより高めることを目的とした、新たなパッケージ上のラベルの展開を開始したことを発表しました。本ラベルは、消費者調査に基づき開発された進化版のデザインです。

本ラベルの開発にあたっては、欧州連合およびその他20カ国での商標登録に加え、世界5つの主要市場における定量的な消費者テストを実施しました。サステナビリティに対する認知度が異なる地域を選定することで、多様な消費者層に適したデザインであることを検証しています。その結果、新ラベルは従来のラベルと同等の評価を維持しつつ、複数のブランド指標においてそれを上回る成果を示しました。

実証されたパフォーマンス

 

今回の開発プロセスでは、これまで15年間にわたり構築されてきたブランド価値を損なうことなく、進化させることが重要なポイントとされました。

  • 視認性と理解の向上
    シンプルで整理されたデザインにより、消費者がより迅速にラベルを認識し、ASCの取り組みを理解しやすくなりました。
  • 想起率の向上
    長年使用されてきた従来ラベルと比較しても、新ラベルはより高い想起率を記録しました。
  • 購買意向の維持・向上
    新デザインは従来と同等、または一部市場においては購買意向の向上が確認されました。

 

EU規制への対応と戦略的な導入

 

ASCは、欧州連合における規制の進展を踏まえ、新ラベルの導入を前倒しで実施することを決定しました。これは、製品パッケージ上の主張文の更新と同時に進めることで、短期間での複数回のパッケージ変更を回避することを目的としています。

これにより、EU域内でASCラベル付き製品を流通させる事業者を対象に、即時導入が開始されます。

本スケジュールにより、パートナー企業は2026年9月に適用開始となるEmpowering Consumers for the Green Transition Directive(グリーントランジションに向けた消費者保護指令)に先立ち、新ラベルおよび更新された主張文への対応を進めることが可能となります。本指令では、環境表示やサステナビリティに関する主張に対し、より厳格なルールが導入される予定です。

2027年末までには、一部の在庫品を除き、世界中の製品が新ラベルへ移行する見込みです。ASCはこれまでライセンス保持者に対して継続的に情報提供を行っており、円滑な移行を支援しています。

なお、移行期間中は、EU市場向けの消費者向け製品を扱うパートナーが優先され、その後EU域外のパートナーへと展開されます。

パートナーのための柔軟性向上

 

業界における多様なパッケージニーズに対応するため、ASCは以下の機能面での改善も導入します。

  • スケーラビリティの向上:小サイズでの使用が可能に
  • デザインの簡素化:汎用ラベルの使用範囲を拡大
  • カラーバリエーションの柔軟性:各ブランドデザインに合わせた適用が可能

 

ASC チーフ・コマーシャル・オフィサーのWillem de Bruijnは、次のように述べています。
「今回の新ラベルは単なるデザインの刷新ではなく、ASCプログラムの価値をより明確に伝えるための戦略的な進化です。消費者がASCラベルの意味をより直感的に理解できるようになります。

広範な消費者調査に基づき、新ラベルはブランド価値の向上と購買意向の強化に寄与することが確認されています。同時に、パートナーにとってはパッケージ上の柔軟性が高まり、規制への対応も容易になります。ASC養殖場基準への移行と合わせて導入することで、透明性と信頼性の高い取り組みをより効果的に示す手段となるでしょう。」