
ファームスズキ、広島県初のASC養殖場認証を取得—自然と共生する持続可能な養殖へ
3月 26, 2025
株式会社ファームスズキは、広島県大崎上島町に拠点を置く養殖業者で、国内唯一の「クレールオイスター(塩田熟成牡蠣)」や広島県唯一の「車海老」の養殖を手掛けています。2025年3月20日に広島県では初となるASC養殖場認証を牡蠣で取得しました。2011年、塩田跡地の池で出会った自然の恵みに感銘を受け、環境に配慮した養殖業をスタートしました。ファームスズキは、自然環境を最大限に活用し、化学薬品を一切使用しない有機的な養殖方法を採用しています。これにより、健康的で持続可能な養殖業を実現し、安全・安心な水産物を提供しています。
養殖方法は、豊かな自然環境と生態系を重視しており、海洋や陸上の生態系に負担をかけないよう、最大限配慮されています。特に、塩田のミネラルが豊富に含まれる水で育てられる「クレールオイスター」は、一般的な牡蠣と比べて、より濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。同社は、地元の環境や資源を大切にしながらも、品質と味に徹底的にこだわり、特に美味しさを追求しています。自然に優しい養殖法を取り入れることで、環境負荷を減らし、持続可能な方法で水産物を生産することに成功しています。これにより、消費者にとっては安心して食べられる海産物を提供するとともに、地元の経済にも貢献しています。
ファームスズキは、単なる養殖業者にとどまらず、環境保護や持続可能な食文化の推進に力を入れており、未来の水産物の供給方法として注目されています。今後も、自然環境を守りながら、美味しさと安全性を兼ね備えた海産物を提供し続けることを目指しています。
