検索

Go directly to content

「持続可能な未来へ〜木下水産、ASC認証を取得した『しまうら真鯛』のこだわり〜」

3月 20, 2025

宮崎県延岡市島浦町に拠点を構える有限会社木下水産(代表取締役:木下豊一)は、2025年2月21日にマダイ養殖における国際的な認証制度であるASC認証を取得しました。環境と社会に配慮しながら持続可能な養殖を実践する同社の革新的な取り組みについて、専務取締役の木下拓磨氏に詳しく伺いました。

 

豊かな海で育まれる「しまうら真鯛」 〜自然の恵みと職人技が織りなす極上の味わい〜

木下水産の養殖場がある島浦島は、宮崎県北部・延岡沖に位置する、周囲15kmの自然豊かな小さな島です。豊後水道と日向灘に挟まれたこの海域は、潮の流れが速く、全国でも有数の好漁場として知られています。

「しまうら真鯛は、潮の流れが速い環境で育つことで運動量が増し、身の締まった極上の肉質になります。また、生け簀の網を頻繁に交換することで海中の酸素量を豊富に保ち、摂餌量の向上を図ることで、ほどよく脂がのった健康的な魚に育ちます。」

 

ASC認証取得の背景と意義 〜持続可能な水産業への確固たる決意〜

木下水産がASC認証を取得した背景について、木下氏は次のように語ります。

「ASC認証は、環境や社会に配慮しながら、安全で高品質な魚を育てるための厳格な国際基準です。私たちは、創業以来培ってきた持続可能な養殖の精神をさらに進化させ、その証としてこの認証を取得しました。」

また、持続可能な養殖業の重要性についても言及し、「私の生まれ育った島浦の未来を守るために、若い世代と力を合わせながら環境負荷を最小限に抑えた養殖業を発展させていきたい」と熱い想いを語りました。

環境負荷を抑える取り組み 〜革新的技術と徹底した管理体制〜

木下水産では、環境負荷を軽減するために最新技術を活用した様々な取り組みを行っています。その一つが、ソーラーパネルを搭載した自動給餌器の導入です。

太陽エネルギーを活用することでCO2排出量を大幅に削減し、さらに配合飼料を適正量のみ与えることで、餌の食べ残しを極力減らしています。ASCの飼料基準を満たした高品質なエサを使用し、トレーサビリティの確保と持続可能な原料の利用を徹底しています。」

未来への展望 〜次世代へつなぐ持続可能な水産業の実現〜

最後に、木下氏は「私たちが丹精込めて育てたしまうら真鯛は、恵まれた自然環境、安全で高品質なエサ、そして職人たちの弛まぬ努力の結晶です。自信を持って、多くの方に安心して召し上がっていただきたいです」と力強く語りました。

ASC認証を取得した「しまうら真鯛」。環境に優しく、高品質な水産物を提供する木下水産の取り組みは、持続可能な水産業の新たなモデルケースとして、今後ますます注目を集めることでしょう。

Confidental Infomation