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マダイとして世界初となるASC 認証を株式会社ダイニチと株式会社内海⽔産が取得

7月 27, 2020

株式会社ダイニチ(本社:愛媛県宇和島市、社⻑:⽟留     ⼀、以下ダイニチ)、ダイニチ関連養殖会社の株式会社内海⽔産(本社:愛媛県愛南町、社⻑:織⽥ 太⼀、以下内海⽔産)、ASC (⽔産養殖管理協議会、本社: オランダ・ユトレヒト、代表:クリス・ニネス、以下 ASC)は、ダイニチと内海⽔産が愛媛県宇和島市で⽣産するマダイが、2020 年6⽉29⽇、マダイとしては世界初となるASC 認証を取得したことをお知らせします。

写真:内海⽔産の養殖現場

 

ASC 認証は、環境と社会に配慮した責任ある養殖⽅法で⽣産された⽔産物を対象とする国際認証制度で、世界50ヵ国 1316カ所(2020 年7⽉時点)の養殖場にて同認証が取得されています。ASC 認証、ともに2021 年東京オリンピック・パラリンピック競技⼤会の「持続可能性に配慮した⾷材(⽔産物)の調達基準」の1つとして採択されているだけでなく、SDGs (国連の持続可能な開発⽬標)の達成に貢献していることも注⽬され、世界の国々の間で年々認証取得件数が増加しています。

2018 年9⽉、ASC はスズキ・タイ・オオニベ基準を発効しました (2019 年 3 ⽉に 1.1版に基準を更新)。これまで地中海(主にギリシャやトルコ)でヨーロピアンシーバスやヨーロピアンヘダイでの  ASC  認証の取得はありましたがマダイとしては、このたびダイニチと内海⽔産が世界で初めてASC 認証を取得しました。

「ASC 認証」取得で取り組む SDGs

ダイニチ代表取締役社⻑の⽟留⼀は、「世界的な魚介類の需要増加を背景に、近年では乱獲による天然資源

枯渇が懸念され「獲る漁業」より持続的生産可能である「つくる漁業(養殖)」の必要性が注目されていま  す。また世界の消費者動向としては、天然資源に依存しない安心で安定した魚類蛋白質の提供が急務だと考えております。そのような現状を踏まえ、ASC 認証取得はこの水産業において必要不可欠な管理手法であると考え 2 年前に真鯛養殖で着手し今日取得に至りました。今後は当社の水産加工場である海南シーフードセンター(和歌山県海南市)で ASC の加工流通認証(CoC)を取得し国内外の販売先と共に少しでも SDGs活動を進めていくよう努力していきたいと思っております。」と、述べています。

内海⽔産代表取締役社⻑の織⽥太⼀は、「国際的な養殖管理⼿法である ASC 認証を取得でき⼤変うれしく思っています。ただしここからがスタートと考えています。我々は今後、この管理⼿法に基づき⽇々精査し、常に消費者動向を把握し組み⼊れ、持続的⽣産可能な養殖⼿法の精度をさらに⾼めていくことが必要だと考えております。」と、述べています。

ASC のCEO クリス・ニナスは、「ダイニチと内海⽔産が認証を取得したことを⼼よりお祝い申し上げます。真鯛という⽇本で⾮常に重要な⿂種において、環境や⽣態系への影響を最⼩限に抑え労働条件や地域との良い関係性を築き上げることを確⽴したことで、持続可能な養殖業がさらに広がり業界の安定と発展につながることを願ってやみません」と、述べています。

今回真鯛として世界で初めて取得した「ASC 認証」についての詳細は、以下のとおりです。

  • 認 証 取 得 ⽇:2020 年6⽉ 29⽇ (7⽉8⽇発表)
  • 認証策定機関:ASC(⽔産養殖管理協議会)
  • 認証機関:アミタ 株式会社
  • 認証取得企業:株式会社ダイニチ、株式会社内海⽔産
  • 養殖場所: 愛媛県宇和島
  • 認証内容:「ASC スズキ・タイ・オオニベ基準 1 版」でマダイを対象として、ASC 認証を取得

<株式会社ダイニチについて>

企業説明:ダイニチは、⽇本有数の海⾯養殖漁業の集積地である宇和海を愛する気持ちからスタートした企業です。養殖⿂の総合サポート、飼料、⽣簀の販売、鮮⿂の加⼯販売を承っております。

この度、ASC 認証を取得したことで今まで以上に環境に寄り添った企業として世界に⽻ばたきたいと願っています。

web のリンク:http://www.dainichi-ff.co.jp/company.html

<株式会社内海⽔産について>

企業説明:内海⽔産はダイニチの関係会社で、県内では唯⼀、深海にてマダイの養殖を⾏っております。従来の養殖マダイより上質な⾝質で⾼評価を受けております。

この度、ASC 認証を取得させていただいたことで、世界に誇るマダイの⽣産を勤しんでいきたいと思っております。

web のリンク:http://www.dainichi-ff.co.jp/brand.html

 

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