NGO団体SeaChoiceによる第三者調査報告で、世界の主要な水産養殖認証制度のうちASCが最も包括的で透明性が高いと評価されました。

ASCは常に建設的なフィードバックを頂く機会に感謝し、今後は認証制度の養殖現場での持続可能な生産への変革・インパクトについてさらに厳密に評価されることを期待しています。

認証制度には常に更なる改善の余地があり、そうした項目の改善はプログラムとしてすでに進行中であります。今回の報告書で、ASCの比類なきアプローチ、特にコミュニティや利害関係者とのエンゲージメントが評価されたことをうれしく受け止めています。

SeaChoiceは、養殖水産物における主要な3つの認証制度を評価し、「ASCが最も包括的で透明性の高いエコ認証であると分かった」と報告しました。また、この報告書におけるASCに対する改善提案は最少でした。

協議、透明性、および協業がASC認証制度の中核です。これは、産業、科学、小売業、NGOなどから多様な専門家が集まって行われた「アクアカルチャー・ダイアログ」において、責任ある養殖に向けてASCの独自基準を策定し、組織を最初に設立したときから変わりません。それ以来、ASCのすべての基準と定期的に行う基準見直しには、積極的かつ有意義なパブリックコンサルテーションが行われてきました。

養殖認証のプロセスには、透明性と説明責任も欠かせません。SeaChoiceの報告書によると、利害関係者はすべての審査についてフィードバックを行う機会があり、自身に関する変更や審査について自動的に通知を受けるよう求めることもできます。独立審査人は認証の判断を下す前に、こうした情報を精査し対応する必要があります。ASCのウェブサイト「養殖場の検索」ページでは、審査報告書やその他の重要な情報とともに、各認証養殖場の情報を容易に確認できます。

SeaChoiceの報告書は、ASCの相対的な付加価値を強調していますが、これはGlobal Sustainable Seafood Initiative(GSSI)の調査結果の一部を反映したものです。GSSIは、ガバナンス、基準設定手順、透明性、その他多くの分野において、ASCがより多くの「補足要素」と連係していると認めています。そしてASCはそのことを裏付けるデータを提供しています。

ASCのCEOであるChris Ninnesは、「今回の報告書の結果は、養殖場や小売業者だけでなく、地域社会、研究者、慈善団体、NGOとの有意義なエンゲージメントに対する私たちの長年の取り組みを明確に支持するものです」と述べています。

「これと同じアプローチで、認証制度に関する新たなフィードバックを常に歓迎し、今回の報告書に記載された提言を注意深く検討していきます。例えば、理事会における新しい利益相反手順の策定や、第三者紛争管理手順のさらなる改善というように、エンゲージメントの改善のため常に進んでいることをお伝えしたいと思います」

「SeaChoiceのような組織の意見にはいつも感謝していますし、彼らもまた、私たちの意見を歓迎してくれることを願っています。今後のこういった報告書ではさらに一歩踏み込んで、透明性やアクセシビリティのうちどの要素がより重要であるかを評価し、各認証制度の影響をより広く精査することで、消費者にとってさらに有益なものになると考えています。これまで同様、私たちは喜んでSeaChoiceの活動に協力していきます」

ASCでは、ASCと他の認証制度の効果をデータに基づいて公平に比較するベンチマーキングプロジェクトを予定しており、この追加情報の一部を提供する予定です。

SeaChoiceの報告書では、基準策定、ガバナンス、養殖場の検証、影響の監視、紛争解決の5つの分野を評価しています。ASC認証のその他の側面としては、2017年に開始されたモニタリング・評価(M&E)制度があります。これは、認証養殖場が生成する大量のデータを利用してASC認証の影響を評価し、パターンや改善点を特定することを目的としています。昨年、最初のM&E報告書が発表されました。

ASCは具体的な提言に対して回答しており、それらはSeaChoiceのウェブサイトで公開される予定です。また、今後のこうした報告書作成に対し、建設的なフィードバックも提供しています。

掲載日
月曜日, 17 5月 2021
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