ワールド・ハート・デー(世界ハートの日)は、毎年9月29日に定められています。年ごとに焦点は異なりますが、心臓の健康に気を配りましょう、依然として世界の死因第一位である心疾患のリスクを減らしましょうという、中心的なメッセージはいつも変わりません。

今年のキャンペーンでは、心臓の健康管理と人々を結びつけること、最善の心臓ケアに必要な情報を、誰でも、どこからでも、確実に入手できるようにするため、新しく画期的な方法を見つけることに焦点を当てています。私たちも心臓のケアが非常に重要であることにはまったく同感です。そのため、毎年、この大切な日には、定期的に水産物を食べることで得られる数多くの健康上のメリットについて、人々にメッセージを送っています。

アメリカ心臓協会(AHA)は、冠状動脈性心疾患の90%が、適切な食事と運動により予防できることを突きとめています。このため、AHAをはじめとする多くの組織で、魚介類を定期的に、理想的には週2回以上、摂取することが特に推奨されています。そのような食事を通じて得られる1日に約250ミリグラムのオメガ3脂肪酸は、心臓発作やその他の心疾患の、約3割から5割の発生率低減と関連づけられています。この脂肪酸は炎症を和らげ、危険を及ぼす可能性のある血栓の形成を防ぐのに役立ちます。  水産物にはオメガ3脂肪酸のみならず、ビタミンBとD、鉄、亜鉛、セレン、マグネシウムが豊富に含まれており、マルチビタミンのような働きがあります。そして、ラッキーなことに、おいしい調理方法も沢山あります。

水産物のもう1つのメリットは、一貫して心疾患の発生率上昇に関連づけられている赤身肉の代用となる点です。もしあなたが、赤身肉の摂取量を減らしたいと思いつつも苦労している場合は、それを魚に置き換えることで、心臓を守りながらタンパク質を摂取し続ける方法が得られます。

水産物の調理に多少怖気づいてしまう方もいるでしょう。レストランでご馳走を食べる時だけ、水産物を選ぶ方も多いでしょう。その気持ちは分かります。ですが、水産物を食べる楽しさやメリットを否定する理由はまったくありません。良いアイデアが欲しい方は、私たちのレシピのページから、ぜひヒントを見つけてください。

ただ、水産物をもっと摂取しようとすれば、同じくらい重要で、舵取りが難しそうな別の側面が見えてきます。つまり、水産物がどこから来たのか、そして、責任を持って生産されたかどうかをどのように知るのか、という問題です。

長生きと健康のために、より多くの水産物を食べることは素晴らしいアイデアです。しかし、地球の生態系と生物多様性の長期的な健全性、あるいは、水産物を生産する労働者や地域社会の健康や福祉が犠牲になるとすれば、誰も水産物を選ばないと思います。そこで、ASCは、良心的な消費者が自ら口にするものについて、簡単に把握できるようにしました。

環境および社会的影響を最小限に抑える養殖場のみが、ASC認定を受けることができます。そして、この点を実証するため、養殖場は毎年、繰り返し、広範な監査を受ける必要があります。養殖場は、水質、薬の使用、生物多様性といった環境問題を確実に責任を持って管理するだけでなく、労働者に対して公平な支払いと待遇を提供し、地元コミュニティの良心的な隣人とならなくてはなりません。

ですから、今年のワールド・ハート・デーには、ヘルシーなシーフードを楽しんで、心臓もいたわってあげましょう。そして、ASCのロゴを目印に、責任ある養殖場の努力に報いて、他の養殖場にも後に従うように促しましょう。

 

掲載日
水曜日, 29 9月 2021
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