サステナブル・シーフード・ウィーク2020 「おうちから守る魚の未来」が終了
11月 5, 2020
水産資源や環境に配慮した持続可能な漁業、養殖の普及を目指す国際的な非営利団体であるMSC(海洋管理協議会)日本事務所およびASC(水産養殖管理協議会)ジャパンは、持続可能な水産物の証であるMSC「海のエコラベル」およびASCラベルのついた「サステナブル・シーフード」を啓発、促進するためのキャンペーン「サステナブル・シーフード・ウィーク 2020」を2020年10月1日から30日まで実施しました。テーマを「おうちから守る魚の未来」とし、新型コロナウイルス感染症拡大により外出がしにくい状況でも海洋環境や水産資源を守ることができるということを、多くの方々に知っていただきました。
今年で7回目を迎えるキャンペーンはオンラインを主体で行いました。MSC、ASCラベルのついたサステナブル・シーフードを使ったレシピ動画を参考に料理を作り、ご自身のTwitterアカウントに写真と感想をアップすると抽選で80名様にMSC、ASCのラベル入りキッチングッズが当たるというキャンペーンです。シンプルで体に優しいレシピが人気のスープ作家・有賀薫さんのご協力により、「MSC認証マダラとじゃがいものミルクスープ」、「ASC認証バナメイエビのワンタンスープ」の2品を考案いただきました。動画の視聴回数は1,700回を超え、キャンペーンの応募者からは、「簡単なのに美味しくて、身体も温まりました。環境にも健康にも良いです」、「思いのほか簡単。このラベルは知らなかったけれど、これからは気をつけて探してなるべく選ぼうと思いました」といった好意的な声が寄せられました。
また、「サステナブル・シーフード・ウィーク 2020」に賛同いただいた企業・団体数は67に上り、ウェブサイトやSNSでの情報拡散のほかに、MSC、ASC認証のサステナブル・シーフードを扱う小売り店舗やレストラン、社員食堂でのPOP掲示などのご協力をいただきました。
キャンペーンのサブイベントとして、10月23日(金)に、名古屋市のエコパルなごやで小学5年生を対象としたMSC、ASCスタッフによる特別授業を行いました。普段から魚介類を食べているという児童が多く、MSC、ASC認証や水産資源の現状について熱心にメモを取り、クイズにも積極的に参加しました。
サステナブル・シーフードの登録品目数はこの1年で大幅に増加しています。MSC「海のエコラベル」の品目数は約100品目増え、現在900を超えました。ASCラベル付き製品は1.5倍増の321品目が登録されています。より身近で手に入りすくなったMSC、ASC認証のサステナブル・シーフードを選ぶことが、海洋環境や水産資源を守ることにつながるということを、これからも発信してまいります。