ASC の戦略
なぜ持続可能な未来のために、責任ある養殖が必要なのか
なぜ持続可能な未来のために、責任ある養殖が必要なのか
2018年までに、世界で消費される魚の半分以上が、養殖魚になると言われています。しかし、それはまだ序の口にすぎません。
世界の人口は今後も増加するため、持続可能で高タンパクな食料資源を求める動きはますます活発になります。そのため、養殖への依存が高まります。
養殖産業は、持続可能性や最善の事業運営の面では確かに優れています。しかし管理が悪いと、環境的・社会的な問題を引き起こすことがあります。
では責任を持って、世界で高まる需要を満たしてくためには、養殖はどのような取り組みをすべきでしょうか?
環境と社会に配慮した責任ある養殖を、世界に知らせる
ASCは、責任ある養殖水産物を対象とする世界有数の認証・ラベル制度です。
ASCの養殖基準に適合するということは、その養殖が、持続可能で、社会的責任を負い、環境的にも適正に管理されたものであるという意味です。
ASCの認証制度は、責任ある養殖を実施できるように、次の4つの取り組みを行っています。
• 養殖場が責任を持って運営されているかどうかを評価するために、ASC 基準に基づく認証制度を実施する。
• 消費者の選択に影響を与えるロゴを導入し、責任ある養殖の実施を推進するとともに、その実施を支える。
• 広報活動やマーケティングを通じて、ASCラベル付きの水産物に対する需要を創出する。
• 購入時に認証付きの水産物を選んでもらい、需要やマーケット・アクセスを増大させる。そうなることで、ASC基準のパフォーマンス要件以下で運営されている養殖場が改善を試み、認証取得を目指すようになる。
これらの取り組みにより、継続的に改善が図られ、次の図に見られるように、業界全体の認識やパフォーマンスが向上します。
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